大判例

20世紀の現憲法下の裁判例を掲載しています。

最高裁判所第三小法廷 昭和53(あ)807 決定

主 文

本件上告を棄却する。

理 由

弁護人大木一幸、同斉藤喜英の上告趣意第一は、判例違反をいうが、その実質は

事実誤認、単なる法令違反の主張であり、同第二は、憲法三一条違反をいうが、そ

の実質は量刑不当の主張にすぎず、同第三は、憲法一四条違反をいうが、公共団体

が行う勝馬投票券の発売行為が競馬法上公認されていることとの対比から私人が行

う同法三〇条三号所定の行為を処罰の対象とすべきかどうかは立法政策の問題であ

るにとどまり憲法適否の問題ではないから、所論は前提を欠き、いずれも刑訴法四

〇五条の上告理由にあたらない。

よつて、同法四一四条、三八六条一項三号により、裁判官全員一致の意見で、主

文のとおり決定する。

昭和五三年一〇月二〇日

最高裁判所第三小法廷

裁判長裁判官 服 部 高 顯

裁判官 高 辻 正 己

裁判官 環 昌 一

- 1 -

自由と民主主義を守るため、ウクライナ軍に支援を!